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獅子舞と私……的な。

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笛が好きというだけで獅子舞に誘われた。
獅子舞で論文を書くという留学生につられてあちこち見て回ったりしているうちに、すっかりハマり込んでしまった。

私にとって獅子舞って何だろう。
寝つけない夜のつれづれに思いつくまま書くので、きっと散漫な文章になるだろうけど、考えをまとめるために。

そういえば、獅子舞の笛って民族音楽だよなあ。
そして自分って割と子供の頃から民族音楽に興味あったんだよなあ、と最近はたと気づいた。

そっか、それでハマったのか、と自分で合点が行った。

もともとは津軽に来たばっかりの時に、”フルート吹けるなら篠笛もすぐ音出るよ”と誘われて、ねぷた祭りに笛で参加したのがきっかけだ。
10年ぐらい毎年8月に祭りで笛を吹いて、行軍も休みも戻りも覚えてしまうと、もっと長い囃子が吹きたくなった。

その頃、岩木山神社大祭で吹く登山囃子というのを知って、まずは長い笛を2本買って覚えようとしてた時期だ。
どっかで練習できないかと、笛を持ってうろうろしててたまたま昼ご飯を食べに寄った喫茶店のママが獅子を踊ってる人だった。

ちょっと不思議な巡り合わせだ。
その人はたまたま四国八十八か所を回って来たところで、お店の中にその写真を飾っていた。
それがたまたま私の母校の近くて、私には見覚えがあった。

そんな感じで会話を初めて、あれよあれよと言ううちに引っ張り込まれてしまった。
まずは見学だけでもと練習に参加したら、翌週に舞納めがあって2時間ぐらい吹かなくちゃいけないのに笛が1本しかいないんだよ。とりあえずこの繰り返しの節覚えて手伝ってよ、と言われていきなりデビュー。

ねぷたもそうだったけど、お囃子は基本耳コピだ。
楽譜みたいなものもあるけど、音符では書ききれない、西洋音楽にはない表現がある。
それは見て聞いて盗むしかない。

私みたいにヨソから来た人間は、その土地独特の節回しに馴染んでないから、まずは完コピである。
生まれた時からこのお囃子の中で育ってきた人は、自分のセンスで吹ける。絶対勝てない。

とぎれとぎれながら笛歴20ウン年なのに、とにかくままならない。
そんで夢中で覚えようとしてるうちに早5年。もうどっぷりである。


最初の笛はリコーダー。
市の児童リコーダー合奏団みたいのがあって、そこでバッハだのモーツァルトだのの四重奏に混ざっていた。最年長だったので、テナーでもアルトでもその時足りないパートをやった。
もともとオルガンを習ってて、やっぱりバッハやらモーツァルトから音楽に入ったものだから、バロックに抵抗がなかった。というか、それより新しい音楽になかなか馴染めなかったりした。

その頃から何となく横笛にあこがれていた。
恥ずかしながら、森の中で頭に小鳥をとまらせて笛を吹くようなイメージがあって、それでフルートを買ってもらったのだけど、残念ながらフルートは野外で吹くのに向いてなかった。
それでも中学、高校とブラスバンドでフルートを吹いた。おかげでジョン・ウィリアムスでもテイク・ファイブでもどんとこい。ショスタコ大好き、ストラビンスキーやっほう、という嗜好になってしまった。でも古楽に出会ったのもその頃だ。有田さんのアンサンブルをカセットテープが伸びるほど聴いた。

子供の頃は、民族音楽はやるものじゃなく、社会科で調べる対象だった。
シルクロードで日本の琵琶の起源がペルシャのバルパット。伝わるうちにちょっとずつそのお土地柄に合わせて変化して、インドではヴィーナになったとか、中学校の自由研究のために夢中で本や音源を漁った。
それからケルトだの南米のフォルクローレだの、順調にワールド・ミュージックのファンに育ってしまった。

そういう素地があって、今があるんだなあ、と最近やっと認識した。

入った時は笛方がひとりだったのに、その後なぜか笛ばっかり増えて時には10人越えたりしている。
というわけで、最近笛方が交代で踊りも習っている。

お囃子が頭に入っていると、踊りのイメージもつかみやすい。
とか言う感じでますます獅子舞にどっぷり、なんてのはまた別の話。
そのうち続報、書きます。





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〔テーマ:民族音楽ジャンル:音楽

 









        
 
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