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categoryアンチ・プリンセス・ファンタジー

『眠り姫の謀略』

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『白雪姫の終焉』のハナちん三部作の終章です。
”毎回、急転直下” がテーマだったので、また急展開。

(※R-18)


 ===== ===== ===== ===== ===== ===== =====




 空を飛んでいる夢を見ていたつもりだった。でも、そこは水の中だった。冷たい澄んだ強い流れの中。あまりに水が澄んでいて、あまりに自在に泳げるので、空を自由に飛んでいる気がしたのだ。それに水などないように、すべての色彩が冴え冴えとしている。奔流に揺れる水草の緑も、その葉の間に光に透けている白い花びらも、光の網目がさざめいている川底の白い砂も。
 さっきまで、誰かが側にいた気がしたのに。見回しても、澄んだ水の中に彼は見つからない。それは寂しいと同時に、ちょっとほっとする事実でもある。ここは、私の場所。私が自分に帰る場所。のびのびと手足を伸ばして、自分の身体が水をつかんで泳いでいけることを確かめる場所だ。

 何かが、私を水の中から呼び覚ます。

 何か、温かい柔らかいものが、私の背中から肩をすべって、うなじをくすぐる。
「ハナさん、起きてるんでしょ」
 私は返事をしない。まだ意識の半分が、明るい水底にある。
「寝たフリなのはわかっとるんです。つま先がぴくんてゆうた」
 私の髪に顔を埋めて、緑川が後ろから抱きしめてくる。でも寝たフリをしているわけじゃない。本当にぐったりとして声も出ないのだ。ベッドがぎしっと重い音を立てた。
「ほしたら、ええですよ。そのまま、寝たフリしとっても。ただし、俺がもうええ、言うまで目を開けたらあきませんよ」
 緑川の声に残酷な色が帯びる。
「ええですか。俺がくちびるにキスするまで、絶対に目を開けたらあかん。しゃべってもいかん。声を出すのは……まあ、大目に見てあげる。よろしいか?」
 私はうなづくこともできない。でも、彼の言葉は、脳に届いて私をしばった。
「ええですか……目を開けたら……あきませんよ?」
 そう言いながら、緑川はくちびる以外のあらゆる場所にキスをした。もちろん、私は目など開けられるはずがない。泣きながら懇願しても、なかなか許してもらえなかった。
「よく我慢しましたな」
 そう言いながら、緑川がやさしくくちびるを合わせてくれた時、私はもう目を開ける気力もなく、私ひとりの水底に帰ることもできず、まるで暗い森に捕らえられたまま迷ったように、眠りに落ちてしまったのだ。




 私たちは、旅行の計画を立てていた。連休に、小澤の結婚式に出席するために、一緒にM市に行く。その前後に 休みを取って学生時代にみんなで行った思い出の場所を、今度は2人で回ろうというのだ。緑川と同じ日程の休暇申請書を笹原に提出するとき、もう以前ほど決まり悪い思いはしなかった。むしろ、少し意地悪い喜びを感じている自分に驚いた。

「ああ、小澤くんね。僕も学会であったことがある。元気な子だよね。そうするとT教授もいらっしゃるのかな?」
「ええ、スピーチなさるそうです。教授のスピーチは面白いけど、かなりブラックなので、小澤くんは今から怖がってるみたい」
「想像できるな」
 笹原は穏やかに笑った。
「まあ、じゃ、T教授によろしく伝えてくれ。いい人材を回してくれて、感謝してるって」
 嫌味ではなく、本当にやさしくそう言ったので、私は先日の言葉の意趣返しなど考えた自分を責めた。


 実際に、緑川ひとりが入っただけで、私の仕事はぐんと楽になった。同じ研究室出身で、流儀もノウハウも説明不要によくわかっているうえに、彼は勘がよく、いつも先を察して準備を進めてくれた。今では研修生の世話も、楽しそうにほとんど引き受けてくれている。私は3ヶ月くらい実質棚上げになっていた論文の執筆にとりかかることができた。緑川は笹原とも屈託なく、よく話しているようだし、他の個性的なメンバーともうまくつき合っていた。ひねくれたオジさんに ”ハナちゃんの家来” などと呼ばれても、「そら光栄やな」とにっこりかわしていた。
 実験助手のパートの女性たちにも好評だった。器具の洗浄や、物品の補充、飼育水槽の水交換など、パートの人に頼っている部分は大きいし、彼女たちなしに研究は進まない。それでも研究者の中には、彼女たちを下働き扱いして、横柄に呼びつけるものも多いのだ。

 緑川は、すぐに交代でやってくる3人の女性の名前を覚えて、休憩室でお菓子をもらって一緒にお茶を飲むようになった。いつの間にか、子供の名前まで覚えているのでびっくりした。
「隼人くん、理科好きや、いうんだったら、今度ここに連れてきはったらええやないですか。連休明けに、サイエンス・フェアーがあるし。将来、博士になりたいやら言い出すかも知れませんで」
 三上さんはけらけら笑い出した。それから声をひそめて言った。
「そんなこと言ったら、前だったら反対したでしょうけどね。博士なんて稼ぎがいいでなし、仕事はきついし、ヘンクツばかりだし」
 そして、ちょっと明るい媚を見せて付け加えた。
「でも、緑川さんみたいな博士もいるなら、うちの子がなってもいいかもね」
「5年ばっかり余分に大学行かなあきませんけどな」
「そりゃ、きついわー」
 そう言いながら、まんざらでもなさそうだ。


 来週から緑川と旅行という時、第2の客が私を訪れた。




 その日、緑川は隼人くんの ”発明コンテスト” に出す作品について相談に乗るのだと言って、三上さんちの夕食に呼ばれていた。ラボを出る前に、(帰ったら連絡する)と耳打ちしていった。私は残って、予算の申請書を仕上げてしまうつもりだった。

 7時少し前だろうか、やっぱり居残りしていた笹原が、室長室から顔を出した。
「ハナさん。電話だ。外線3番に回したから」
 同時に私の机の電話が鳴り出した。いつもはただ、電話を回すだけなのに、どうして今日に限ってわざわざ声をかけたんだろう。どうして、いつかのように悲しげな顔をしているのだろう。

 テーブルの向かいの席に、小柄な女性が座っている。今時珍しい真っ黒で真っ直ぐな髪を、肩までかかるボブにしている。白目がまったく見えないつぶらな瞳と相まって、端正な市松人形のようだ。
 女性は電話で ”青沼ゆりな” と名乗った。細い声が聞き取りにくくて、私は2回、聞き直さなくてはいけなかった。彼女は”お会いできませんか”と言って、駅前の小さな喫茶店を指定してきた。
 テーブルから顔を上げて、こっちをちら、と見る。目じりの端にわずかに白目がのぞいている他は、一切、表情というものがない。きめ細かな白い肌、細い肩、内向きにそろえたつま先。いたいけな少女の完成形がここにある。そして、こうして向かい合って座ったなり、20分ばかり一言も口を利かない。私はいたたまれなくなって、口を開いた。

「あの、ゆりなさん。私、あなたにお会いしたことあるかしら。初めてよね、お会いするの」
「ええ。初めてです」
 女性は落ち着き払って言う。
「それで、どういうお話なのかしら」
 想像はついていた。でも、ただ想像するのと、実際に相手の口から聞くのは全く別だ。
「私、T研で緑川さんの5年後輩でした」
 それですべての説明はついた、とばかりにまた黙り込んだ。私は少し、イライラしてきた。
「それで、そのことと、私とどう関係があるのかな」
 女性はそんなこともわからないのか、という顔をする。
「塙田サキさんですよね。先輩方にハナさんと呼ばれていた。私、よくその名前を聞くことがあったんです。お酒が入った夜なんかに、緑川さんがベッドの中で。ずっと誰のことだろうと思っていたんだけど」
”それが、こんなつまらない女だったなんて” と言外に言われた気がした。
「緑川さんがこの街に来たのは、もちろんあなたがいたからかもしれないけど、でも本当の理由は違うのよ」
 彼女は静かな微笑を浮かべて、勝ち誇ったように付け加えた。
「私、去年、緑川さんの子供を堕ろしたんです」


 すうっと地面がなくなった気がした。大丈夫だ。私は飛べるはずだ。私は泳げるはずだ。でも、手足をしばりつけて、飛行機から捨てられたかのように、なすすべもなくまっ逆様に落ちていった。


 どこをどう歩いて研究室に戻ったか記憶がない。
 かなり長い間、自分の机の横で立っていた。部屋の電灯を点ける気持ちにもならない。机の上には申請書のファイルが置いてあったが、開く気力もない。椅子に座るのさえ億劫だ。泣く余力もない。

 実験室の流しの上のライトを点けると、酸を満たした洗いオケのフタを開け、別の洗いオケを蛇口の下に置くいて水栓をひねった。ガラス器具を次々に酸浴から流水の下に放していく。酸浴を空っぽのすると、また酸が揮発しないようにフタをした。そして、しばらくの間、流水の中で涼しい音を立てているフラスコやビーカーを見つめていた。


「緑川さんは知らなかったんです」
 青沼はうつむいたまま、静かに言った。
「あの時、ちょうどドクター申請で大変な時だったし……私、彼の負担になりたくなかったんです」
 彼女は殊勝にもそう言った。
「だから、私、迷いませんでした。私は妊娠したことも言わず、1人で病院に行ったんです。そして、そのまま何も言わないつもりだったのに……」
 青沼はふっと微笑んだ。
「ほら、周、鋭いところがあるでしょう。身体のちょっとした変化なんかに」
 秘密を打ち明けるように声を潜めて、私を正面から見返した。
「赤ちゃんのことを知った時、周はそれはショックを受けて……もう可哀相なくらい。彼は自分を責めて、責任を感じて、だから私から去って行ったのよ。だから私、周を迎えに来たの」

 もう彼女は微笑んでいなかった。ハツカネズミのようにつぶらな瞳で、無表情に私を見つめている。
「この街に、仕事と家を探すつもり。いいわよね?」
 私は恐ろしいという気持ちと同時に、どこかうんざりしていた。
「なぜ私に? あなたは緑川くんに会いに来たんでしょう? 緑川くんと話すべきじゃないの?」
 青沼の余裕ある態度が初めて崩れた。きっと私をにらんでいる。へえ。怒ると黒目が小さくなるのね。
「それは、あなたと緑川くんの話だわ。私には関係ない」
 私が落ち着いてそう言うと、青沼は前かがみになって、上目がちに私をにらんだ。子供みたいに小さな前歯が、めくれたうすい唇からのぞいている。
「あなたも、いつか私と同じ目に遭うのよ。周を捕まえられる人なんて誰もいない。周には誰も要らないのよ。私なら周をわかってあげられる。ムリに捕まえたり、押し付けたりしない。自由にさせてあげるわ。そんな女は私だけよ」
 低い声で呪詛のようにつぶやく。
「あなた。一度でも周に”アイシテル” と言われたことある?ないでしょう! 私もよ。周はね、誰のことも愛してないのよ。あなただってすぐ、飽きて捨てられるわ。私はあなたのためを思って忠告してあげているのよ」
 だんだん声がヒステリックに大きくなってきたので、私は席を立って店を出た。背後でグラスの壊れる音が聞こえた。






”かわいそうに”
 無表情にガラス器具を洗いながら、そう考えようとした。
”かわいそうな青沼さん”
 でも自分を誤魔化せなかった。私は青沼さんを好きになれない。あの小さな目を、のぞいた小さな歯を、醜いとさえ感じた。
”かわいそうに。かわいそうに” 呪文のようにくり返す。

 かわいそうなのは、私だ。なぜこんな目に遭わなくてはならないのだろう。何の罰? 緑川を愛したから? 緑川に愛されたから?
 何よりつらいのは、青沼の気持ちがわかることだ。彼女を醜いと感じるのは、彼女がもうひとりの自分だからだ。私もあんなさもしい顔で、彼の愛情を待ち望んでいるのだろうか。物欲しそうな顔をしながら、私は未だに緑川の気持ちを確かめることができない。束縛を嫌う彼に、捨てられるのが怖くて。愛されていることに疑問を抱かないでいられるのは、ベッドの中だけだ。身体を離した途端、不安が沸き起こってくる。
 彼女は未来の私だ。


 洗いオケの中をいくら指を泳がせても、何も当たってこない。いつの間にか、すべてのガラス器具を洗ってしまったのだ。

「ごめん。ピペットも全部、洗ってしまった。もう何も洗うものが残っていない」
 私は驚いて、蒸留水を詰めたノズル付きの洗瓶を取り落としてしまった。1mほど後ろの流しで、笹原が最後のピペットに蒸留水を流しているところだった。いったいいつからいたんだろう。

「洗剤槽から酸浴に次のガラス器具を移してもいいけど、少なくとも3時間は酸に漬けて欲しいな。それとも3時間待つ?」
 笹原は、しごくシンプルな顔で答えを待っている。
「いえ。今日はもう帰ります」
「その方がいい。車で送るよ。もう12時回ってる」
 12時? すると3時間以上洗っていたってこと? 笹原は、何時間私につきあっていたのだろう。
 いつもは何かと理由をつけて、笹原の申し出を断るのだが、今夜はぐったりと大人しく笹原の車に座った。
「実は僕も時々やるんだ」
 笹原の言葉に、私は顔を上げた。
「イヤなことがあった時なんかにね。無心にフラスコやビーカーを洗う。すると少し、気持ちが軽くなる気がする」
 そこで、笹原がにっと笑った。
「もっとも、僕の洗い方は雑らしくて、時々三上さんに怒られるんだけどね」
 
 きっとアパートの前で緑川が待っている。着信もメールも無視していたから、きっと私の部屋の前まで来ているだろう。どう断って、アパートより手前でおろしてもらおうか思案していると、笹原がアパートまで歩いて3分ほどのバス道路で車を止めた。
「女性の家の前まで乗りつけるのもずうずうしいだろう。ここで大丈夫?」
「大丈夫です。すぐだし、明るい道だから。ありがとうございました」
 ほっとして降りかけた私に、笹原が声をかけた。
「ハナさん」
「はい?」
 笹原が珍しくマジメな顔をしている。
「ハナさん。明日、おいでよ?」
「ええ。もちろん」
 私は少々めんくらった。
「元気いっぱいでなくていい。しょぼくれてていいから、とにかくおいで」
”気が紛れるから” そう聞こえた気がした。
「ええ。行きます」
 私はやっと微笑んだ。つくり笑いでなく、本当に笑えたのだ。だって、小学生同士の別れ際のあいさつのようではないか。
「うん。約束してくれ。じゃ、お休み。また明日」
「お休みなさい。また、明日」


 微笑んだ顔が崩れて、泣いてしまいたくなった。でもまだ、泣くわけにはいかない。緑川と話さなくては。
 最初は、青沼ゆりなと話したことを胸におさめておこうと思っていた。だって、それは私が言ったように、彼女と緑川の問題だからだ。でも、そんなことすべきではない。そんなことをしたら、彼女と同じワナに落ちてしまう。彼女と同じように、緑川を傷つけてしまう。

 緑川があまりに高潔に見えて、誰も彼に荷物を背負わせようとしないのだ。誰も彼と人生を分担しようとしてくれないのだ。私は、彼と荷を分けよう。負担に思われて、捨てられてもいい。結果として、彼を失ってもいい。
 それが、彼へのお礼だ。私を9年間思ってくれて、この10日間私を大事にしてくれたことへの。
 
 私は、緑川に対して誠実になろう。
 私は、彼を信じよう。

 それにしても、この10日間、緑川と再会してから、私はどれだけ遠くまで来てしまったことだろう。
 彼と結ばれたとき、”これで私も幸せになれる ” などという幻想に一瞬、酔ったものなのに。でも、酔いは酔い。一生、酔ったままではいられない。2人で歩く現実がある。

 このまま眠ったふりをして、王子様に囲われているべきだろうか。それとも目を覚まして自力で荊の森を抜けていくべきだろうか。

 多分、「べき」なんてない。ただ、自分で選択するだけだ。そして、その選択に自分で責任を取らなくてはいけない。どちらの道を選ぼうと、100%幸せなど有り得ないと、今の私なら知っている。私はずっと、傷つくのが怖くて、何の行動も起こさずにあこがれだけで満足しろ、と自分に言い聞かせてきた。ずっと寝たフリをしていたようなものだ。でも、今は目覚めて人の手を取ったとき、どれほどの輝きと喜びが待っているか知ってしまった。もうあそこには戻れない。覚醒にどれほどの痛みが伴うとしても。

 だから、もう寝たフリなんかできない。
 たとえ王子様が隣にいたとしても、自分の荷物は自分で背負って、自分の足で歩かなくては。そして王子様と2人で旅していたとしても、選んだ道は私にも責任があるのだ。だから、私は目を覚まして、彼と一緒にこの眠りに誘う荊の森を切り抜けよう。
手に自分の剣を持って。


 私が眠っている間、ずっと側で起こさないように見守ってくれた、隣の国の王子様。彼を選んでいれば、もう少し余計に幸せだったかしら、と考えてしまうのは、きっと現実逃避の錯覚なのだろう。

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続きはっ???
随分とご無沙汰しております。
いや~堪能しました。やはり恋愛物はアップダウンですわね。
ジェットコースター並の急降下にはらはら。

>たとえ王子様が隣にいたとしても、自分の荷物は自分で背負って、自分の足で歩かなくては。

うむ。こういうところがハナの魅力ですわね。
でもこういう彼女だからこそ、恋に溺れる様が不器用で、でも羨ましいほどに真っ直ぐで…

終章っていってるけど、続きあるンですよね?
あるんですよね~っ(連呼)
楽しみにしております♪

えっと、バナーの場所がわからないのですが(汗)
教えてヴァルさん!



ええっ、だって続きは…
続いちゃうと、次は笹原室長出てきちゃいますよ? ドロ沼ですよ? 
きっと、ゆりなちゃんもまた出てきますよ? 怖いですよ?

……もう、みんなでモルディブ行っちゃおうっかな。
過去
Unknown (toresebu)
2008-08-21 16:11:15
ここに書き込むのは初めてですね。こんにちは。

まるで純文学の短編集のうち一つを読んだかのような余韻に浸っておりますが、よくも悪くもセオリーどおりだったような気がします。
できる男として見られている彼と、そこに現れる新たな人物、そして自分への問いかけ。宛ら流水のような運びでした。
でも、もっと貶めてもよかったかもしれません。

敢えて結末を明白に示さないのはよかったと思います。どうなるのかわかっているようでいて、読者に僅か期待を持たせる。
そこへ答えを示してしまっては、悩みが軽薄なものに思えてしまうでしょう。結末が良くあれ悪くあれ。


感想ありがとうございます (ハヅキ)
2008-08-21 16:37:19
こちらに書き込みいただくのは初めてですね。
これからもお気軽に遊びにいらしてくださいね。

セオリー通りなのは、実はねらいです。
何せアンチ・プリンセス・ストーリーなので、ありきたりの設定とありきたりの筋運びから、いかに○ィズ○ー・ファンタジーを異なる読後感に持っていくかをねらったのですが・・・。

結局、こうして三作終わってみると、単なるハナちんの成長ストーリーだったような気がしますねえ。

何となく、1年後には普通におとぎ話は終了して、ハナちんは笹原とつき合ってる・・・みたいな、夜9時台のドラマのようなオチになりそうでイヤだ。

恋愛小説を陳腐にならずに書くのは難しい、と実感しました。
何しろ主観だけの物語なので、本人には大事だけど、ちょっと醒めた視線で見ると”バカバカしい”の一言で切って捨ててしまえる。
白けないラブ・ストーリー・・・。

私自身が、世にあふれる”純愛”ものに懐疑的なので、酔えないんですよね~。









        
 
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