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categoryレビュー

『フラワー・オブ・ライフ 4 』

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<コミックス: 2007、新書館、よしなが ふみ>

フィクションの『病気もの』でほとんど泣けたことがない。
帯に「感動の・・」とか「涙の・・」と謳ってあると、もう泣けない。
そんなヒネクレ者の私が、不覚にも涙が止まらなかった。
タイトルの意味がわかった瞬間に。

大体、この作者は容赦がない。登場人物にも読者にも。
はっと胸をつかれて感動した途端、笑わされる。ツッコミが入る。酔わせてくれないのである。不治の病の主人公にも、甘えさせてやらない。見守る家族のそれぞれの弱さもちっとも美化しない。恋愛も友情も不倫も将来の夢も、全く容赦なくズケズケつっこむ。
しかし突き放すことなく、挫折の先を温かく見守っている。
抑制が効いているが、冷酷ではない。

もっと安易にお涙頂戴することもできたのに。
受賞して明るい未来を夢見た矢先、再発がわかって、タイトル通り花に包まれて眠る主人公の葬式で終わることもできたのに。

そうはしなかった作者に感謝する。

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〔テーマ:物書きのひとりごとジャンル:小説・文学

 









        
 
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